食品安全マネジメントシステムの更新(8.5.2)/ISO22000
ISO22000:2005規格の8項「食品安全マネジメントシステムの妥当性確認、検証及び改善」:
8.5 項「改善」:の
8.5.2 項「食品安全マネジメントシステムの更新」においての要求事項の詳細は、日本規格協会の対訳本をご参照下さい。
この要求事項の解説:
この要求事項では、トップマネジメントは、しっかり食品安全チームと連携して、FSMSについての継続的な更新活動を着実に行うことが要求されています。なおこの更新は、3項での定義により「最新情報がFSMSに確実に適用されるように行う、即時の及び/又は、計画された活動」ということになりますので最新情報をFSMSに継続的に反映させる活動を確実に行うことが要求されています。
8.5.1項の継続的改善については、「要求事項を満たす能力を高めるために繰り返し行われる活動」ということですので、要求事項を持たす能力を高めるためにFSMSの有効性を高める更新を繰り返し行うことの要求になります。
更新のための具体的手段として、食品安全チームについて、あらかじめ定められた間隔でFSMSの評価を行い、以下の事項を見直すことが要求されています。予め定められた間隔ですから定期的に実施しても良いし、更新活動を行った際に、次回は、何時というように決めるというやり方もあります。
- ハザード分析(7.4 参照)
- 確立したオペレーションPRP(7.5 参照)
- HACCPプラン(7.6.1 参照)
この評価ならびに更新の活動については、以下の4つの事項をベースにおこなうことが要求されています。
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内部及び外部コミュニケーションからのインプット
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FSMSの適切性、妥当性及び有効性に関するその他の情報からのインプット
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検証活動の結果の分析からのアウトプット
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マネジメントレビューからのアウトプット
このFSMSの更新の活動は、記録して維持することが要求されています。
またFSMSの更新の活動マネジメントレビューヘのインプットとして報告することも要求されています。。