修正(7.10.1)/ISO22000
ISO22000:2005規格の7項「安全な製品の計画及び実現」:
7.10項「不適合の管理」:
7.10.1「修正」においては、以下のようなことが要求されています。
組織は、CCPの許容限界を逸脱した際、(7.6.5 参照)又はオペレーションPRPの管理から外れた際には、影響を受けた製品が特定され、その使用及び出荷に関して管理されることを確実にすること。
以下の点を定めた“文書化された手順”を確立し、維持すること。
a) その適正な取扱いを決めるための影響を受けた最終製品の識別及び評価(7.10.3 参照)
b) 実施した修正についてのレビュー許容限界を逸脱した条件下で製造された製品は、安全でない可能性がある製品であり、7.10.3項に従って取り扱われること。
オペレーションPRPが適合していない条件下で製造された製品は、不適合の原因及びそれが食品安全に及ぼす結果に関して評価されること、また、必要であれば、7.10.3に従って取り扱われること。その評価は、記録されること。すべての修正は、責任者の承認を受けること。また、すべての修正は、不適合の性質、不適合の原因及び結果とともに、不適合のロットに関するトレーサビリティの目的のために必要とされる情報を含めて記録されること。
<本文は、規格の筆者独自の解釈によるものです。なお用語については、『「意味?」-ISOミニ辞典』のブログにリンクしています。>
この要求事項の解説:
この要求事項は、「ハザードの制御又は管理から逸脱した、更には、顧客クレームや検証により不適合ロットが顕在化された」などの安全でない可能性がある製品を処置するための修正の手順として識別・評価・処置のレビュー(上記のa)、b)の手順)を要求しています。またこの評価については、7.10.3項「安全でない可能性がある製品の取扱い」に従って取り扱います。レビューは、実施した修正に関する活動の見直しということになります。
この手順については、手順の文書化が求められています。
「修正」は、ISO9000:2005(JISQ9000:2006)規格で「検出された不適合を除去するための処置」として定義され、ISO22000:2005規格でも3.13項で同じ定義を採用しています。
また「不適合」:について同様にISO9000:2005(JISQ9000:2006)規格で「要求事項を満たしていないこと」と定義されています。したがって食品安全においてハザードが要求事項を満たしておらず不安全な製品ということになります。この製品をISO22000:2005規格では、「安全でない可能性がある製品」(7.10.3項)と呼んでいます。
また修正を実施した際には、責任者による承認とトレース可能な記録が求められています。